エリック・クラプトンが好きな人に聴いてほしいギタリスト3人

エリック・クラプトンが好きという人は多いですよね。音楽好きでなくとも名前は聞いたことあるでしょうし。彼を好きという人の話を聞くとき、とても残念に思うのはエリック・クラプトンが好きならば是非聴いてほしいギタリストたちを知らない人が多いことです。そんなわけで大きなお世話ではあるのですが、エリック・クラプトン好きな人に聞いてほしい同世代の白人ブルース・ロックギタリストを完全な独断と偏見でご紹介いたします。エリック・クラプトンのポップスター的な側面のみ好きな人には響かないかもしれませんが、それでもそういう人でもやはり聴いてほしいです。

まずは何はなくともデュアン・オールマンです。エリック・クラプトンとの関係で言えば「いとしのレイラ」でギターを弾いている人というと伝わるでしょうか。「いとしのレイラ」はクラプトン個人の名義ではなくデレク・アンド・ザ・ドミノスというバンドの名義で発表されていますが、同タイトルの「いとしのレイラ」というアルバム(英題はLayla and Other Assorted Love Songs)や、そのセッションの時の録音が多数収録された「レイラ・セッションズ」などでデュアンのプレイが聴けます。ただ個人的にはベストプレイとは思わないので他のも是非聴いてほしいです。アレサ・フランクリンウィルソン・ピケットボズ・スキャッグスなど多くの人の作品に参加していて、早逝した割に多くの録音が聴けますけども、やはりオールマン・ブラザーズ・バンドの曲を紹介しましょう。デュアンというとスライド・ギターの名手ということで「ステイツボロ・ブルース」などスライド・ギターの名演が紹介されることも多いのですが、スライド・ギター以外もすごいんだぞということで、「エリザベスリードの追憶」を。7:45くらいからデュアンのソロです。このプレイに関しては述べたいことが他にもあるのでいずれ別記事で。ちなみにデュアンは「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第2位、2011年の改訂版では第9位となっています。2011年のではクラプトンが2位ですね。この手のランキングではジミヘンの1位は殿堂入り的な話なのでジミヘンを抜けばそれぞれの年にこの二人がトップで感じですが、日本でこういうのやったとして、デュアン・オールマンが2位に入るなんてこと考えられるでしょうか?日本での知名度があまりにも低すぎると思います。

 

次にマイク・ブルームフィールド。ブルース・ロックの代表的ギタリストと言われ、上記のランキングでは2003年は第22位、2011年の改訂版では第43位だそうです。バターフィールド・ブルース・バンドのギタリストとして活躍。ちなみにバターフィールドは次に紹介するピーター・グリーンと共演したアルバムもあります。こうやって人脈で辿っていくのも楽しいですよ。聴いていただくのはアル・クーパーとのライブアルバム、「フィルモアの奇蹟」から「Together Till the End of Time」2:50ぐらいからどうぞ。短いソロですが大好きなので是非。

短いので別バージョンも。3:00 ぐらいから。どっちもカッコいいっすねー。

 

そしてピーター・グリーンジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズエリック・クラプトンの後任として加入した人ですが、その後フリートウッド・マックを結成します。フリートウッド・マック自体はピーター・グリーンが脱退した後に、ポップ・ロック路線で大成功してますけども、初期のゴリゴリにブルースをやってた時の演奏を。ちなみにサンタナのやってるブラック・マジック・ウーマンは彼の曲ですね。上記のランキングでは2003年で38位、2011年改訂版で第58位。

亡くなったのは最近ですが、残念ながら聞くべきは初期のころだけで十分でしょうか。後年のを見たり聴いたりすると、ともすると悲しくなるのでカッコよかったイケメン動画も見ておきましょう。

 

他にも素敵なブルース・ロック・ギタリストはいますし、ここに挙げた3人もビッグネームですので知ってる人も多いかもしれませんが、エリック・クラプトンは知ってるけど、この人達は知らなかったという人がいたら、是非色んなギタリストを聴くきっかけになれたらいいなと思います。